【経営戦略実践セミナー】開催レポート!

2019年11月6日、東京都千代田区のベルサール神田にて
経営戦略実践セミナー
「デジタルトランスフォーメーション(DX)、
その現状と企業システムに求められるUI/UX戦略とは」

を開催いたしました。

700名近いお申込みがあり、DXそしてUI/UXに対する関心が伺われました。
お申し込み、ご来場をいただいた方へは弊社スタッフ一同、心より御礼申し上げます。

こちらでは、当日の様子をダイジェストにてレポートいたします。

 

主催者挨拶

日本ネクサウェブ 永井 一美

DXレポートおよび、そこに語られている「2025年の崖」というホラーストーリー。 DX実現のシナリオは、2020年までが準備、2020年から2025年が実行期間、その後は継続と定着。このシナリオ通りに本当に進めることができるか、危機感がある。

DX、UI/UX、根底にいるのは“人”であり“人が主体”。ITがDXを勝手に推進、実行してくれるわけではない。ITはそれを助けるもの。そして、ITと人の間に横たわるもの、それがUI。

DXの本質は「ビジネス・スピード」。環境変化に俊敏に対応できる体質を持つこと。
そして、各講演の紹介がされました。

 

基調講演◆ユーザ起点のDX(デジタル変革)推進による顧客価値創出へ

南山大学 理工学部 ソフトウェア工学科 教授 工学博士 青山 幹雄 様

「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」で座長を務められ、まさに「DXレポート」をまとめられた南山大学 理工学部ソフトウェア工学科 教授 青山幹雄様が登壇されました。

いくつか現状や示唆に富むお話がありましたので抜粋します。

  • 「2025年の崖」:「崖」という単語を使ったのは、「壁」だと乗り越えられてしまう、危機感を持っていただきたかった。
  • 以前のベンチャーはGoogleを代表とするように技術ベンチャーであった。しかし、今のUberなどは社会問題解決型であり、マッチメーキングである。
  • 2025年にはSoEがSoRを上回ると考えられる。
  • DX市場の内訳(2018年)
    ▶ビジネスモデルの革新/改善によるビジネス改善:73兆円
    ▶UX(顧客経験)の改善:36兆円
    ▶データ活用:26兆円

 

  • 避けられない「2025年の崖」とDX
    DX or Die「DXは起こるかどうかではなく、『いつどのように起こるか』という問題」

  • 顧客起点のDXによる価値創出
    事例:Uber(データを用いた顧客需要のオンデマンドサービス)
  • モノ(ハードウェア/製品)の所有からコト(サービス)の利用へ
    顧客の価値感はすでに変化
  • ユーザとのエンドツーエンドのデジタルコネクティビティが価値を生む
  • DXの2面性:顧客起点の価値創出(攻め)と事業起点の生産性向上(守り)
  • 顧客起点のDXサクセスパターン
    経営者、業務部門、IT部門の三位一体のDX推進
  • 顧客起点のDXエンジニアリング
    デザイン思考によるユーザ理解と顧客の問題発見
    デザインスプリント:リーンスタートアップに基づく「緻密な」方法論
    1.理解 → 2.発散 → 3.決定 → 4.プロトタイプ→ 5.試験 → 1へ

     

    3種の神器による顧客起点の問題発見と解決方法
    ▶ステークホルダとペルソナ:誰のために
    ▶ゴール:何のために
    ▶シナリオ/CJM(カスタマジャーニーマップ)とエンタープライズ:いかに
    ユーザ起点の問題発見と解決の鍵はゴールにある:POC貧乏の回避

 

最後に、「2025年の崖」を超えて、デジタル競争の勝者に!立ち上がれ!日本 ブルーシナリオでなくオレンジ(DX)シナリオへと、参加者の皆さまを応援する形で終了しました。

 

Session1◆DX時代のUI/UXに対する開発戦略 ~未来のUI/UX開発基盤「nexacro beyond」とは~

日本ネクサウェブ 営業本部 本部長 川西 誠

デジタルトランスフォーメーションに必要なものは

コンピュータシステムのユーザが“人”である以上、“コンピュータ”と“人”との接点には必ず“UI/UX”が必要。

ワールドカップでの「One team」同様に、DXにおいても同じことが言えるのではないか。

様々なシステムの良いところを活かしてバランスよく構成する、「Eco(エコ)システム」が主流。
「Web(ブラウザ)」「ランタイム」「IoT」「音声」「クラウド(サービス)」「ERP」「スマートデバイス(スマホ/タブレット)」、これらを統合的に管理する「UI/UX統合プラットフォーム」が必要。

「nexacro platform」とは?

リッチクライアント、RIA(Rich Internet Application)と呼ばれる製品が主流であったが、「nexacro platform」は、WebだけでなくランタイムとしてWindows、iOS、Androidにも対応している。開発だけでなく実行も担う「まさにUI/UXプラットフォーム」。

3つのコンセプト

  • OSMU(One Source Multi Use)
  • Deferent UI,Same UX
  • Anti- Aging

「nexacro studio」という開発ツールで構築されたアプリケーションは、Webブラウザ(HTML5版)でもランタイムでも動作する。

マルチスクリーンサイズ機能

  1. Potision(自動リサイズ)
  2. Multi Layout Manager
  3. STEP(画面分割編集)

 

「nexacro studio」での制御ロジック記述はWebの汎用言語であるJavascriptのみであり、これが重要。技術者の確保に困らない。また、WYSIWYGとして作成した画面をその場で実行ができ、構築イメージ通りに動作する。

また、ドキュメント生成ツールである「nexacro doc」および「Webスクレイピング」と「nexacro platform」を組み合わせたソリューションである「XiCRO-WEB」が紹介されました。

未来のUI/UXを見据える「nexacro beyond」

「Touch」「Voice Control」「Gesture Recognition」「Eye Traking」「Braib-Computer Interface」、人間が持つ自然な相互作用であるNUI(Natural User Interface)が現れ、弊社はこれらを「Screen」を超えたもの「Beyond screen」と呼んでいる。

ただ、UIが変わっても処理として変わらない部分がある。
「認知」→「実行」→「フィードバック」。そして「認知エリア」を「Command」として捉え設計を考える方法となる。「nexacro beyond」は、新たなNUIに対してもJavascriptだけで開発が可能となるよう取り込んでいく。

最後に、実際にスマートフォンを使い「店舗名」と「注文品」を音声で伝え、コーヒーの注文を確定するデモが行われました。

そして、2020年初頭「nexacro platform」の新バージョンである「nexacro beyond」をリリースすることを発表し、終了しました。

 

Session2◆顧客接点のコールセンターにおけるUI ~関西電力系オプテージ社のCX向上への取り組み~

富士通 社会インフラ 第二システム事業本部 第四システム事業部  マネージャー APアーキテクト 土岐 武久 様

株式会社オプテージは、関西電力100%出資の会社で、電気通信事業や有線一般放送事業、小売電気事業、電気通信ならびに放送に関するシステム開発・運用・保守業務を行っている。

今回のコールセンターサービスは、FTTH事業である「eo(イオ)」サービスでのもの。加入者数は約160万。
FTTH事業は、加入者は純増しているが近年の伸びは鈍化しており、競争も激化している。eoブランドは評価されているが、電気やガスも組み合わせた「総合提案」が必要。

こうした状況の中、コールセンターでの「オペレータ支援システム」が構想された。One-to-Oneサポートの実現を目指し、コールセンターにおけるオペレータの顧客対応業務を高度化/支援する新システム構想。

UIデザインプロセスには、「Shaping Next UX」を適用した。

「Shaping Next UX」は、富士通デザインの「UXデザイン作成プロセス」フレームワークであり、標準では「抽出」→「形成」→「体感」のフェーズで流れる。

このとき、UXデザインの懸念点として、モックアップ作成・評価サイクルが遅く利用者意図を汲み取れない、といったものがあった。「nexacro platform」は開発ツールでのモックアップおよび、それがそのまま資産になる点で解決策となった。

いかにオペレータがお客様情報を得ながら、クレーム処理や料金説明、別サービス紹介などを、行えるか、そうしたUIが必要。また、オペレータ業務におけるオペレータに対するUX向上が、結果的にお客様に対するCX向上に繋がる。

「nexacro platform」利用では、富士通様が考える特徴として、先ほどのモックアップだけでなく「Dataset」のモデリングが重要であったと語られました。

実際は、画面も含めて詳細なUI説明があり皆さま感心されていました。

 

特別講演◆企業改革を加速させるUXの磨き方

アクセンチュア デジタルコンサルティング本部 インダストリーX.0 マネジング・ディレクター 丹羽 雅彦 様

最初に「価値」の話から始まりました。ドリルの価値はドリルそのものの製造価格なのか、ドリルが空ける穴なのか、日曜大工を楽しみたいという価値なのか。

また飛行機の話として、機内で映画をよく観るがクライマックスが見られずに目的地に到着してしまい、途中となりストレスがある。そのあとホテルでテレビをつけたとき、もし映画の続きが流れたら、感動する。
エクスペリエンスは粒粒に考えず、流れで考える。

ビジネスから始まりコンシューマへ、ではなくモバイルはコンシューマから始まった。
モバイルに慣れた、長けた社会人が入ってくる。音声入力に慣れたメンバーが入ってくる。モバイルの最大の強みは業務を会社の外に持ち出せること。

一方で、モバイルは便利だが画面は狭く機能を詰め込めない。

一連の業務をシナリオとしてまとめることが必要。最高のエクスペリエンスは、利用シーンを見極め、UXシナリオをデザインすること。

最後は、近未来の炊飯ジャーの映像が投影されました。

具体例をふんだんに使った分かりやすい話で、皆さまは笑いも含めてうなずかれていました。

 

最後に

今回のセミナーは、天候にも恵まれ多くの方のご来場を賜ることができました。あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。

Session1の弊社の講演でお伝えした、「nexacro beyond」の詳細・リリースについてのお問い合わせは下記にて承ります。

日本ネクサウェブ株式会社
営業担当
TEL:03-5812-6358
メールでのお問い合わせはこちら

「未来のUI/UX基盤【nexacro beyond】を販売開始」ニュースリリースページはこちら
週間BCN+に特集記事が掲載されました!詳細はこちら

 

 

 

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