【FIT2019(金融国際情報技術展)】開催レポート!

【FIT2019(金融国際情報技術展)】開催レポート!

2019年10月24日~25日に東京国際フォーラムにてFIT2019(金融国際情報技術展)が開催されました。
25日はあいにくの天候となりましたが、二日間で2万人を超える方にご来場者いただきました。
ご来場、またセミナーのご聴講をいただいた方へは弊社スタッフ一同、心より御礼申し上げます。

FITとは?
「FIT(Financial Information Technology)」(金融国際情報技術展)は、2000年に誕生した、金融総合専門紙「ニッキン」(日本金融通信社)が主催する国内最大の「金融機関のためのITフェア」です。過去18回の開催では、のべ24万人以上の金融機関、金融機関関係者が来場し出展社との商談、情報交換の場として、ご活用いただいております。金融実務と実践に即した唯一の展示会として高い評価をいただいております。(FIT2019公式サイトより引用)

 

 

今の時代、「UXを大切にしない企業に未来はない」と言われるほど、UI/UXの重要性が叫ばれています。また、企業のWebシステム端末はデスクトップPCのみでなく、スマートデバイスにも広がりを見せブラウザもInternet Explorerだけでなく多種となりました。

こうしたマルチプラットフォーム環境においても、ただ1つの開発ツールによって構築された画面がワンソースで動作し、かつ保守期間中の環境変遷を吸収、可用性を担保します。
「IEのバージョンアップ」「iOSのバージョンアップ」など、外部環境変化のたびにコストをかけ改修する呪縛から解かれます。

セミナーでは、第一フロンティア生命保険様の事例をご紹介しました。
銀行の窓販ビジネスにおいて、なぜ、弊社製品が利用されたのか、そしてそれはどういったメリットをもたらしているのか、ご理解いただけたかと思います。

 

FIT2019 スポンサーセッション レポート

 

10月25日の15時から16時には、弊社の永井一美が、スポンサーセッションを行いました。

セッションタイトルは、
第一フロンティア生命の選択~マルチプラットフォーム/マルチブラウザ時代の対応~

豪雨の中でのご参加にまずは感謝の言葉があり、3つの流れで進みました。
・情報システムの利用者環境
・第一フロンティア生命保険様システム
・「nexacro platform」

 

【情報システムの利用者環境】

〇過去から現在までの情報システムの遷移(ホスト→C/S→WEB)があり、その中で“レガシー”と定義される技術が現れてしまう。プログラミング言語の選択は将来を踏まえた重要なジャッジメントだとの説明がされました。

COBOLはプログラミング言語としてレガシーとされるが、今も使われている。 それは「動いている」こと、そして、たくさんのCOBOLコンパイラが存在し、たくさんの簡易言語が存在するため。 簡易言語はCOBOLをラッピングしコーディング量を削減でき、開発時には生産性に寄与するが将来に渡ってどうなのか。現実に問題になっている。 システム構築におけるプログラム言語の選択は重要なジャッジメント。将来に渡って大丈夫か、技術者が枯渇しないか。

10月25日の15時から16時には、弊社の永井一美が、スポンサーセッションを行いました。

〇C/SのGUIとWebの利点
ホストからC/Sになった時、CUIからGUIへ。グラフィックユーザーインターフェイスとなり利用者の操作性は向上した。その後、Webへと進化する。

Webの最大のメリットは、サーバー側のアプリケーションを変えれば、端末全てで最新のアプリケーションを利用できる点だが、一方、HTMLの画面はプアでC/SでのWindowsUIを構築できなかった。また、C/Sにも各利用者端末にアプリケーションをインストールしなければいけないという大きな問題が存在した。

WebとC/Sの良いとこどりをする。
それが、2000年代前半に登場したリッチクライアント/RIA(Rich Internet Application)であり、弊社製品もこれにあたる。

〇利用者環境の変化
Web登場以降、しばらくは「WindowsOS」「デスクトップPC」「Internet Explorer」の固定環境の時代だったが、この時もOSやIEのバージョンアップの度に企業はコストをかけ、アプリケーションを改修していた。

今は、マルチプラットフォーム時代。「マルチOS」「マルチブラウザ」「マルチスクリーンサイズ」。各環境のバージョンアップを統制することは難しい。

 

【第一フロンティア生命保険様システム】

〇第一フロンティア生命保険様のシステムにおいて、なぜ「nexacro platform」が採用されたのか

第一フロンティア生命保険株式会社は2006年の設立、第一生命ホールディングスグループの一員。保険商材を銀行に提供し銀行が判事する。いわゆる窓販ビジネスを展開している。

今回の対象システムは、プロジェクト名「ペーパーレス化」。ペーパーレスの動きは業界として2015年頃から本格的に始まっていた。
弊社が製品を最初にご紹介したのは2014年秋、その後検討を経て2015年夏に開発を開始し、2016年夏に最初の銀行への展開となり、現在も展開している。

開発で、最初に検討対象となったのは、
・jQuery Mobile
・CSS(3)独自開発
・nexacro platform
jQueryはJavascriptのフレームワークの中では一番シェアが高い。しかし、jQueryだけでは開発は困難で、他の技術との連携が必要。 ツールは課題を解決するためにあるが、ツールそのものの課題を解決するためにネット情報を探すなどの作業、時間を費やしている。これは本来おかしい。

最終的に「nexacro platform」採用を決定した際、第一フロンティア生命保険様が重要視した項目が以下。
・新ブラウザ(ブラウザバージョンアップ)への対応期間
・ミドルウェアでの下位互換性確保
・品質の生産性の確保
・個別のマルチ解像度対応回避

これらを「nexacro platform」は解決している。
そして、現在展開されている銀行・団体をスライドにずらっと投影し、「第一フロンティア生命保険様システムでは、これらの多様な環境に対する制御ロジックは一切入っておらず、その部分はnexacro platformが制御している」、また、「汎用ブラウザの裏で制御されているので、画面を操作している方はnexacro plaformが動いていることは分からない」。

この章の最後に、スライドで第一フロンティア生命保険様システムでの実際の画面を紹介し、お客様が直接操作される画面としてUIが考えられている点を強調。

 

【nexacro platform】

〇nexacro platformの詳細

リッチクライアント/RIA(Rich Internet Application)と呼ばれる製品である。また、「RIAはSPA(Single Page Application)だが、SPAはRIAではない。RIAを標榜するには生産性の高い開発ツールを持っていなければいけない」。

それが「nexacro studio」。WYGIWIGであり、用意されているUIコントロールをドラッグ&ドロップで配置し、お絵かきのように画面を作っていく。ボタンが押されたら何をする、というロジックはコーディングを伴うが、言語はWebの汎用中の汎用言語であるJavascriptのみ。COBOLの話にも合ったように、言語の選択は重要。

更に「nexacro platform」が持つ機能として、マルチ解像度対応である「Position」「Multi Layout Manager」「Step」について詳細を説明、別機能としてUIコントロールとデータをバインディングする仕組みが説明。

また、2020年初頭のリリースとなる最新バージョン「nexacro beyond」についてのコンセプトと11月に開催されるセミナーをご案内。

最後に「Webスクレイピング」と「nexacro platform」を組み合わせたソリューション「XiCRO-WEB」をご紹介。

 

参加された方のアンケート結果において、本セミナーに対する評価は大変好評でした。
改めて、今回ご参加いただきました方には御礼申し上げます。ありがとうございました。

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