マルチプラットフォーム・業務用システム開発 ― 日本ネクサウェブ

コラム

インフォメーションアグリゲーションツール X-POPに注目集まる!

2015.03.05

最近、営業活動でインフォメーションアグリゲーションツール X-POPが人気を集めています。X-POPはWebスクレーピングテクノロジーによりデータの抽出を実現するツール。情報収集元であるWebサイト上のタグを分析し、求める情報だけを収集して、それをパソコンやモバイルデバイスのWebブラウザへ配信するところまで担います。

人気を集めている理由は、モバイルデバイス対応です。「デスクトップPCで使っているシステムやサイトを、スマートフォンやタブレット端末でも使えるようにしてほしい!」という声が、企業の間で非常に高まっているからなのです。

従来のシステム開発では、モバイルデバイス対応を実現するためには、デスクトップPC上のWebアプリケーションシステムのプログラムリソースに手を入れて改修するか、まったく新規に開発するしかありません。しかし、情報システム部門はその両方に着手したくないと考えています。

前者を避けたい理由の一つは、デスクトップPCで展開しているシステムが、いくたびかの改修を経てプログラムソースが“スパゲティ化”し、何が何だかわからなくなっていることです。最初の設計者に聞こうとしても異動や退職でいなくなっている場合が多く、ほんとうに手を入れるとすれば相当な工数を覚悟しなければなりません。

また別の理由として、プログラムソースに手を入れると、どんなに留意して開発したとしても、さまざまな部分に影響が生じ、全体として品質が低下するリスクを抱えてしまうということもあります。それを回避して従来の品質を担保するには、時間と工数をかけた入念なテストが必要となるため、情報システム部門としてはどうしても及び腰になってしまいます。

新規開発するのであれば、デスクトップPC対応のシステムと関係なく作ることができます。しかし、モバイル環境に強い協力会社を探すか、自分たちで新しいスキルセットを身につけなければならないので、やはり簡単な仕事ではありません。

だからX-POPなのです。これはWebサイト上の情報を収集するだけなので、プログラムソース、データベース、既存の基盤に手を入れる必要はまったくありません。企業が選定したモバイルデバイスに情報を配信するだけでいいというのでしたら、X-POP Serverを1台導入して、必要なデータや配信のタイミングを指定するだけで、すぐにでも運用を開始することができます。

実際、あるシステムインテグレータは、パッケージアプリケーションのモバイルデバイス対応を実現するのに、X-POPの採用を模索し始めています。ベンダーに対応予定を聞いても確たる回答は返ってこず、エンドユーザー企業からは「何とか実現できないか」と相談を受ける中、X-POPが現実解ではないかと思うに至ったからです。

別の企業は、情報配信を中心とした企業サイトをモバイルデバイス対応するのに、X-POP導入を選択肢の一つに加えました。ただ、正直にいえば、かなり乗り気になっていただいている、というわけではありません。懸念されているのはセキュリティです。情報収集元に厳密なセキュリティが設定されている環境だと、X-POPによる情報収集元アクセスは難しくなります。しかし、そのような場合でも、X-POP Serverと企業認証基盤を連携させて真正なアクセスを担保する方法はあり、現在これを提案しています。

「X-POPがモバイルファースト時代の波に乗って大ヒット!」という幸せな夢を最近よくみるのですが、これが正夢になるよう日々営業スタッフを激励しています。

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